コレクション: 猫のおもちゃ

おもちゃ選びで最初に決めるのは「誰が動かすか」です

猫のおもちゃは種類が多く、人気ランキングを見ても絞り込めません。素材や形から入ると迷いますが、誰が動かすかで分けると3つしかありません。ここが決まれば候補は一気に減ります。

タイプ 向いている状況 弱点
人が動かす(じゃらし・釣り竿型) 一緒に遊ぶ時間が取れる 飼い主が疲れると止まる
猫が動かす(ボール・けりぐるみ・噛むもの) 留守番中や夜間も使える 猫の性格によっては見向きもされない
おもちゃが動く(自動・電動) 手が離せないときの補助 動きを覚えられると飽きが早い

どれか一つが優れているわけではありません。いま埋めたい時間帯がどこかで選んでください。夜に走り回るのが困るなら人が動かすもの、日中の留守番が長いなら猫が動かすものと自動が要ります。

最初の1つなら、人が動かすタイプから

理由は2つあります。ひとつは食いつきがいちばん確実なこと。人の手が動かす不規則さは、どんな機械よりも獲物に近い動きになります。もうひとつは、その猫が何に反応するかを観察できることです。

羽根に飛びつくのか、床を這うものを追うのか、隙間から出るものに構えるのか。ワイルドウィングチェイス(羽ばたく猫じゃらし)のような手で動かすタイプを1週間も使えば分かります。それが分かってから、猫が自分で動かすものや自動のものを足すと外しません。逆にいきなり自動のものを買うと、合わなかったときに理由が分からず終わります。

猫が動かすタイプの選び方

ボール、けりぐるみ、噛むおもちゃがここに入ります。ポイントは止まったときに猫が捕まえられるかです。転がり続けて家具の下に消えるボールは、数回で見放されます。トラック付きや、重さのあるボールのほうが遊びが続きます。KittySpin(爪とぎ+ボールトラック2in1)のようにボールが枠から出ない形なら、家具の下に転がり込む問題自体が起きません。

抱えて後ろ足で蹴る「けりぐるみ」は、猫の体長の3分の2くらいの大きさが目安です。小さすぎると蹴れません。バイト&バフ キャットピローのようなサイザル素材のものは、噛む・蹴るの両方に使われます。噛むタイプはまたたびやキャットニップ入りが多く、反応には個体差があります。詳しくは猫の噛むおもちゃ・またたびグッズにまとめています。

おもちゃが動くタイプの選び方

自動・電動タイプは、動きが予測できるかどうかで寿命が決まります。同じ円を一定の速さで回るものは数分で軌道を覚えられます。選ぶときの確認点と、留守番中に使うときの安全は自動猫じゃらし・電動猫用おもちゃに詳しくまとめました。

サイズと誤飲

おもちゃ選びで唯一「好み」で決めてはいけないのがここです。

  • 猫が丸ごと口に入れられる大きさは避ける。目安として直径3cm以下の球体は、大きめの猫では飲み込める場合があります。
  • 紐・リボン・糸は必ず見守りのもとで。猫の舌は後ろ向きのトゲ状で、いったん口に入った紐は吐き出せず飲み込む方向にしか進みません。遊んだあとは片づけてください。
  • 羽根やベルは外れる前提で。接着や縫い付けがゆるんできたら交換します。
  • 電池ボックスのネジを確認する。ボタン電池の誤飲は緊急性が高いものです。

紐やおもちゃの部品を飲み込んだ可能性がある場合は、様子を見ずに動物病院にご相談ください。

飽きるのは、おもちゃではなく置き方の問題です

気に入っていたおもちゃで遊ばなくなったとき、多くは出しっぱなしが原因です。2〜3種類を用意して数日ごとに入れ替え、しまうときは猫の目に入らない場所へ。この一手間で同じおもちゃが戻ってきます。

よくあるご質問

猫のおもちゃは何個必要ですか?

常時出しておくのは1つで十分です。ただし入れ替え用に、動かし方の違うものを2〜3個持っておくと飽きにくくなります。全部同時に出すと、どれも部屋の景色になります。

おもちゃで遊んでくれません

まず出す時間帯を見直してください。食事や昼寝の直後は動きません。多くの猫は明け方と夕方に活動が上がります。それでも反応がなければ、動かし方が合っていない可能性があります。人が動かすタイプで、床を這わせる・隙間から出す・跳ねさせるを順に試すと反応の出る動きが見つかります。

子猫とシニア猫で選び方は変わりますか?

変わります。子猫は誤飲のリスクが高いため、小さな部品が外れないものを選んでください。シニア猫は高く飛びつく動きが関節の負担になることがあるため、床面で動くものが試しやすい傾向があります。運動量については、かかりつけの獣医師にご相談ください。

多頭飼いのときは?

1つに集まると取り合いになります。同じものを複数用意するより、置く場所を分けるほうが落ち着きます。相性がよくない組み合わせがいる家庭では、部屋自体を分けてください。

猫が喜ぶおもちゃに共通点はありますか?

「捕まえられること」です。猫の狩りは捕まえて終わりになるため、いつまでも捕まらないおもちゃは途中で放棄されます。速く動くことより、時々止まることのほうが大切です。